さて、本戦コース別B〜Dは、8人から3人が勝ち抜けるというルールになっています。そして、このB〜Dでは、各コースごとに、スタッフの3人の各々が考えたルールと、その人の問題を利用するという形をとります。すなわち、各コースが3人のうち誰かの完全プロデュースという形になります。
さて、それを踏まえた上で、コース別Bは中本君のコースとなっています。このコース、かなり頭を使うコースになります。というか、人間の認識の限界を超えるかもわかりません。ではその恐るべきルールをどうぞ。
本戦:コース別B アタック625
- 40問限定、5×5×5×5の4次元版アタック25です。
- 誤答は2問休みです。
- パネル獲得ルールは本家に準拠します(以下参照)。
- 最初に答えた人は中心(x,y,z,w)=(3,3,3,3)=313番を選択
- 挟めるところがある場合は必ず挟むように選択
- 挟めるところがない場合、次に挟めるように選択
- 次に挟めるところがない場合、隣接するように選択
- 次に獲得できるパネルのルールは厳密には補足の通りですが、実際は勝手に画面上に表示されます。
- 厳密には計測しませんが、パネルの選択は約15秒以内にお願いします。
- パネル枚数→予選順位順(2Rの抜け順→1Rの成績)に勝ち抜けとなります。
上がプログラム(中本君作成)のスクリーンショットです。
(補足-ルールの厳密な説明)
- 「隣接する」とは、点(1点)や線(2点)で接している場合に加え、面(4点)や体(8点)で接している場合も含みます。
- 「挟む」とは直線上に隣接して存在するパネルの両端の色を同じにすることを表します。
例えば、(x,y,z,w)=(3,3,3,3)のマスを挟む場合、
- (2,3,3,3)→(4,3,3,3)、(4,3,3,3)→(2,3,3,3)、 (3,2,3,3)→(3,4,3,3)など、x~wのどれか1つが挟まれるパネルの+1と-1になっている組:4C1×2^1=8通り
- (2,2,3,3)→(4,4,3,3)、(4,4,3,3)→(2,2,3,3)、(2,4,3,3)→(4,2,3,3)など、x~wのどれか2つが挟まれるパネルの+1と-1になっている組:4C2*2^2=24通り
- (2,2,2,3)→(4,4,4,3)、(2,2,4,3)→(4,4,2,3)など、x~wのどれか3つが挟まれるパネルの+1と-1になっている組:4C3*2^3=32通り
- (2,2,2,2)→(4,4,4,4)、(2,2,2,4)→(4,4,4,2)など、x~wの全てが挟まれるパネルの+1と-1になっている組:4C4*2^4=16通り
の40通り(80パネル)があります。
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アタック25の変種ルールは、これまでにも色々ございましたが、ついにここまで来ました。盤面の想像さえ許さないこの4次元版アタック。一応、プログラムには「正解時にどこに入ることが出来るか」はちゃんと表示される予定ですので、安心ください。しかし、もはや戦略とかという問題ではないですね。
因みに、これは一度TQCの例会でやっているので、TQCの会員は有利じゃないかと思われるでしょうが、1回見ただけ、1回やっただけで戦略がわかるもんでは決してありません!